2017年06月01日

PTWのホップシステムについて3

まずはPTWのホップシステムの設計思想から読み解いていかなければならない。
本来PTW自体はエアガンパワー規制前から発売されており元々パワーをある程度出してBB弾を飛ばす思想でホップシステム自体設計されている。
そこからホップラバー単品での変更のみで何とか乗り切って現在まで来ている。
アジャスターの変更はせずにだ。

旧規制時はパワーがあればそれで何とか飛ばせるローラーホップ(太系ニトリル系ラバー)をBB弾が通過する際に引っ掛ければ何とかなるだろ?的な考えであった事はあながち間違いでは無いと思われる。
しかし現在のパワーではそうはいかない。
根本のパワーを出さないのでシリンダーのエアー吐出圧力に即した設計をしなければならない。

その為にシステマはホップラバーの材質変更、寸法変更を行っている。
その現在の形として今のシリコンラバーパッキンが設定されたのだ。

ローラーホップの設計思想自体ホップラバーが剛体であればその通りに作動するかも知れないがラバーが弾性を持っている限り(ゴムだから当たり前だが)装置として機能し難い構造である。

マルイ電動ガンの部品にシステマが新規参入して来た時にマルイスタンダードホップのラバーをシリコンに変えて出していた時があった。
しかし現在ではシリコン製のホップラバーはほぼ見る事は無い。
シリコンという素材自体がホップチャンバーに適していないと思われる。
磨耗に対して耐久性が低いのが原因では無いだろうか?

例えば耐久性が100あるゴムの物が2つあったとする。
一つは通常のNBR(ニトリル系ラバー)で一つがシリコン製ラバーであり、NBRが一年掛けて100ある耐久性が80まで落ちるとして、シリコン製ラバーが10ヶ月で70まで落ちてしまうとしたら貴方はどちらを選ぶだろうか?

私は間違い無くNBR系ラバーを選ぶだろう。
よほどの性能差が無ければメンテナンスの手間も考えてしまうからだ。

使おうと思えば色々と材質は有るのだが今回はNBRで開発を進める。

次回に続く。





Posted by MMC  at 06:39 │Comments(0)

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