2017年06月27日
PTWのホップシステムについて10
ここまでPTWのホップシステムの悪い箇所について徒然とかいて来た。
アクだしはほぼ完全に終わったので新型ホップとホップチャンバーの作成に入る。
MASTで投入する技術は下記の通りとなる。
・アジャスターラバー上側の追加
・柔らかくBB弾を抑える長掛けホップラバー
・気密が保持できるチャンバー
・可変機構
・バレル側ホップ窓の拡大加工
スペース上の制約が多く困難が付き纏う事は分かっているのだがより良い弾道を得るには仕方がない事。
ベースとして社外チャンバーは信用出来る精度が出ていないので純正チャンバーを加工していく。
マルイ式をベースとせずに何処までマルイチューンドに迫れるかが肝となる。
アクだしはほぼ完全に終わったので新型ホップとホップチャンバーの作成に入る。
MASTで投入する技術は下記の通りとなる。
・アジャスターラバー上側の追加
・柔らかくBB弾を抑える長掛けホップラバー
・気密が保持できるチャンバー
・可変機構
・バレル側ホップ窓の拡大加工
スペース上の制約が多く困難が付き纏う事は分かっているのだがより良い弾道を得るには仕方がない事。
ベースとして社外チャンバーは信用出来る精度が出ていないので純正チャンバーを加工していく。
マルイ式をベースとせずに何処までマルイチューンドに迫れるかが肝となる。
2017年06月20日
PTWのホップシステムについて9
PTWの長掛けホップについて書いてきたが開発するに従って解ってきたことがある。
遠距離での弾道の横振れの幅である。
これに関してはどうにもならないかな?と思っていたのだがあるトラブルから解決策が見出される。
トレポンは40mを過ぎる頃からマルイと比べて横振れが激しくなる傾向を見受けられる。
まぁ、前々回のブログで書いた通りのホップでも取り敢えず目標の50mまで到達するのでまあ良いかな?と思っていたがやはり気に食わなくなってしまった。
特に上記で書いた横振れにスポットを当てて改善をしていく。
PTWの長掛けホップで有名なのはRAIDラバー、オルガフラットホップアジャスターである。
しかしながら上記の物はBB弾を柔らかく抑える事は形状的に難しい。
なので比較的にピーキーなホップ特性になりやすい。
遠距離になると横振れが激しくバラけやすいのだ。
これが飛ぶ事は飛ぶが命中精度がイマイチということになる。
当方開発のホップラバーではかなり横振れを押さえ込んだのだがどうしても40m以上での横振れが少し出てしまっていた。
この横振れの原因はホップラバーの長さとバレルに有ったことを突き止めたのだ。
遠距離での弾道の横振れの幅である。
これに関してはどうにもならないかな?と思っていたのだがあるトラブルから解決策が見出される。
トレポンは40mを過ぎる頃からマルイと比べて横振れが激しくなる傾向を見受けられる。
まぁ、前々回のブログで書いた通りのホップでも取り敢えず目標の50mまで到達するのでまあ良いかな?と思っていたがやはり気に食わなくなってしまった。
特に上記で書いた横振れにスポットを当てて改善をしていく。
PTWの長掛けホップで有名なのはRAIDラバー、オルガフラットホップアジャスターである。
しかしながら上記の物はBB弾を柔らかく抑える事は形状的に難しい。
なので比較的にピーキーなホップ特性になりやすい。
遠距離になると横振れが激しくバラけやすいのだ。
これが飛ぶ事は飛ぶが命中精度がイマイチということになる。
当方開発のホップラバーではかなり横振れを押さえ込んだのだがどうしても40m以上での横振れが少し出てしまっていた。
この横振れの原因はホップラバーの長さとバレルに有ったことを突き止めたのだ。
2017年06月18日
PTW MADMAX2のメンテナンス
最近サバゲの回数が多いので消耗品の確認がてらメンテナンスを実施した。
ギヤボックスの分解からスタート。

さくっと取り外しを行いました。

内部に関しては問題無し。
グリースの汚れ方も通常とおりで異物など金属の混入は無し。
ただしシリンダーユニットに若干の不安あり。
シリンダーホーニングが若干荒いのかシリンダーのグリスが結構黒くなっている。
グリスをパーツクリーナーで溶いてみるとやはりゴムが繊維上に細く出てくる。
これはピストンの摺動負荷に対してピストンヘッドの0リングが負けて磨耗してしまっているからである。
MADMAX2の射撃フィーリングを維持する為にはしょうがない。(笑)
ピストンヘッドOリングも消耗品入りです。
それともシリンダーのホーニングを修正加工するかは悩ましいところ。。。
モーターのブラシも結構な消耗具合なので次回メンテナンスで交換かも。
ギヤボックスの分解からスタート。

さくっと取り外しを行いました。

内部に関しては問題無し。
グリースの汚れ方も通常とおりで異物など金属の混入は無し。
ただしシリンダーユニットに若干の不安あり。
シリンダーホーニングが若干荒いのかシリンダーのグリスが結構黒くなっている。
グリスをパーツクリーナーで溶いてみるとやはりゴムが繊維上に細く出てくる。
これはピストンの摺動負荷に対してピストンヘッドの0リングが負けて磨耗してしまっているからである。
MADMAX2の射撃フィーリングを維持する為にはしょうがない。(笑)
ピストンヘッドOリングも消耗品入りです。
それともシリンダーのホーニングを修正加工するかは悩ましいところ。。。
モーターのブラシも結構な消耗具合なので次回メンテナンスで交換かも。
2017年06月15日
PTWのホップシステムについて8
PTWのホップを開発していくの中で一番難しい点は下記の通りとなる。
・硬度
・材質
・形状
まぁ、当たり前の事ではあるがこの3項目が改善出来ればマルイの良くできたチューンドにも肉薄出来る性能を持つことが出来るだろう。
PTWではナチュラルな弾道だから当てやすいといういう人も多いがマルイはホップを掛けて飛距離を延伸しても弾道はバラツキ難い。
これはPTWからすると羨ましい限りである。
当たり前ながらPTWより優れている点は吸収しPTWの性能を底上げすることが重要である。
サバゲにおいて飛距離、集弾性が悪い銃は道具として劣るからである。
話は脱線してしまったが上記3項目について改善していく。
ラバー硬度について
基本的には柔らかい方が好ましいと考えるが極端な柔らかさは逆に破損などの原因となってしまう。
出来れば硬度60位のラバーを使用したいのだがPTWのHOP構造から考えると硬度60ではホップラバーにBB弾を保持、発射した時にバレルとの不具合が発生してしまう。
そこでやや硬い硬度70のラバーをチョイスして硬度60相当になる様に設計する。
硬いラバーであっても柔らかくBB弾を保持することは可能なのだ。
材質について
エアガンにおいてホップは耐久性と性能が求められる。製造コストも考えると通常のゴム素材がベストである。
形状について
ここがホップラバーで一番難しい点である。
今回はまず飛距離を出すべくホップアジャスターの全長一杯にラバーを延ばしていく仕様とする。
長掛けホップである。
PTWで長掛けホップを使用するにはかなりの利点がある。
チャンバーに入ったBB弾の保持位置を安定させる事が出来る。
さらに硬度の所で書いたが硬いラバーを柔らかくBB弾に当てるように形状を設定する。
上記の点さえ間違えなければPTWでもかなりの精度の弾道を叩き出す事は可能となる。
・硬度
・材質
・形状
まぁ、当たり前の事ではあるがこの3項目が改善出来ればマルイの良くできたチューンドにも肉薄出来る性能を持つことが出来るだろう。
PTWではナチュラルな弾道だから当てやすいといういう人も多いがマルイはホップを掛けて飛距離を延伸しても弾道はバラツキ難い。
これはPTWからすると羨ましい限りである。
当たり前ながらPTWより優れている点は吸収しPTWの性能を底上げすることが重要である。
サバゲにおいて飛距離、集弾性が悪い銃は道具として劣るからである。
話は脱線してしまったが上記3項目について改善していく。
ラバー硬度について
基本的には柔らかい方が好ましいと考えるが極端な柔らかさは逆に破損などの原因となってしまう。
出来れば硬度60位のラバーを使用したいのだがPTWのHOP構造から考えると硬度60ではホップラバーにBB弾を保持、発射した時にバレルとの不具合が発生してしまう。
そこでやや硬い硬度70のラバーをチョイスして硬度60相当になる様に設計する。
硬いラバーであっても柔らかくBB弾を保持することは可能なのだ。
材質について
エアガンにおいてホップは耐久性と性能が求められる。製造コストも考えると通常のゴム素材がベストである。
形状について
ここがホップラバーで一番難しい点である。
今回はまず飛距離を出すべくホップアジャスターの全長一杯にラバーを延ばしていく仕様とする。
長掛けホップである。
PTWで長掛けホップを使用するにはかなりの利点がある。
チャンバーに入ったBB弾の保持位置を安定させる事が出来る。
さらに硬度の所で書いたが硬いラバーを柔らかくBB弾に当てるように形状を設定する。
上記の点さえ間違えなければPTWでもかなりの精度の弾道を叩き出す事は可能となる。
2017年06月09日
PTWのホップシステムについて7
前回に続きサードパーティーのPTWのホップシステムについて書いていく。
サードパーティーのホップシステムは大まかに2つの種類に分かれている。
・SYSTEMA純正のホップアジャスターを利用するもの
・マルイホップシステムを移植する物。
SYSTEMA純正ホップアジャスターを利用するものは調整操作を簡略化する為に製作されたものが多い。
マルイホップシステムを利用する物は上記のそれに弾道をマルイにすれば良くなるという考えで作られている。
確かに操作性は一回一回マガジンを外さなければホップ調整出来ないのは面倒だ。
弾道に関してもマルイホップシステムの弾道がそのまま使用出来れば簡単である。
しかし中々簡単には行かないのが世の中である。
SYSTEMA純正アジャスターを使用してロータリークリックするものはチャンバーにダイレクトに穴を開けてピンで直にラバーかアジャスターに当てて可変調整する為に弾道自体は元々の物からあまり進化させることは難しい。
マルイホップシステムを利用するものは上記の物に付け足したものが多くホップラバー自体を押し下げる為の円筒形のクッションラバーをソリッドな円柱形のものに変更してしまっているものを多く見かける。
ラバーの形状に関しては各メーカーで発売されている物は設計者の思想が入っており、苦悩がみられる。
少しでも良くしたいという考えが見えてくる。
ただ言えることはSYSTEMAのローラーホップの思想に関しては間違えであることがハッキリとしている。
ホップラバー自体は回転してはいけない。
次回に続く。
サードパーティーのホップシステムは大まかに2つの種類に分かれている。
・SYSTEMA純正のホップアジャスターを利用するもの
・マルイホップシステムを移植する物。
SYSTEMA純正ホップアジャスターを利用するものは調整操作を簡略化する為に製作されたものが多い。
マルイホップシステムを利用する物は上記のそれに弾道をマルイにすれば良くなるという考えで作られている。
確かに操作性は一回一回マガジンを外さなければホップ調整出来ないのは面倒だ。
弾道に関してもマルイホップシステムの弾道がそのまま使用出来れば簡単である。
しかし中々簡単には行かないのが世の中である。
SYSTEMA純正アジャスターを使用してロータリークリックするものはチャンバーにダイレクトに穴を開けてピンで直にラバーかアジャスターに当てて可変調整する為に弾道自体は元々の物からあまり進化させることは難しい。
マルイホップシステムを利用するものは上記の物に付け足したものが多くホップラバー自体を押し下げる為の円筒形のクッションラバーをソリッドな円柱形のものに変更してしまっているものを多く見かける。
ラバーの形状に関しては各メーカーで発売されている物は設計者の思想が入っており、苦悩がみられる。
少しでも良くしたいという考えが見えてくる。
ただ言えることはSYSTEMAのローラーホップの思想に関しては間違えであることがハッキリとしている。
ホップラバー自体は回転してはいけない。
次回に続く。
2017年06月08日
PTWのホップシステムについて6
ホップ自体については純正の悪いと思われる所の洗い出しは完了したがホップの調整機構についてももう一つ悪い点があった。
イモネジによる調整機構である。
ホップアジャスター本体の高さを決めているのがチャンバーの下部にあるイモネジだがこれがチャンバーと共に新品の時は部品同士の慣れが付いて居ないので適度な緊度で締まっている感じで回るのだが調整をしょっちゅうしていると部品同士の当たりが付いてしまい緩くなってしまい、射撃時の銃自体の振動でイモネジが緩み易くなってしまう。
イモネジでダイレクトなので仕方がないが使っている方にすればこれはいただけない。
本日までに書いたシステマのホップシステムの欠点を直していくのにはかなりの労力を有することになるがこれが修正し切れればPTWもマルイのよく出来たチューンドと肩を並べる事が出来ると思えばその苦労も仕方なしかな?と思う。
次回はサードパーティーのホップシステムに付いて書いていく。
現状で部品の設計は数プラン練っているのでさらに検討しどれが最適なプランとなるのかを検討していく。
次回に続く。
イモネジによる調整機構である。
ホップアジャスター本体の高さを決めているのがチャンバーの下部にあるイモネジだがこれがチャンバーと共に新品の時は部品同士の慣れが付いて居ないので適度な緊度で締まっている感じで回るのだが調整をしょっちゅうしていると部品同士の当たりが付いてしまい緩くなってしまい、射撃時の銃自体の振動でイモネジが緩み易くなってしまう。
イモネジでダイレクトなので仕方がないが使っている方にすればこれはいただけない。
本日までに書いたシステマのホップシステムの欠点を直していくのにはかなりの労力を有することになるがこれが修正し切れればPTWもマルイのよく出来たチューンドと肩を並べる事が出来ると思えばその苦労も仕方なしかな?と思う。
次回はサードパーティーのホップシステムに付いて書いていく。
現状で部品の設計は数プラン練っているのでさらに検討しどれが最適なプランとなるのかを検討していく。
次回に続く。
2017年06月07日
PTWのホップシステムについて5
次にアジャスターについて書いていく。
アジャスター本体がホップラバーをC字の先端で咥えてスチールピンで固定する構造になっており、アジャスターの上下のテンション調整はこれまた細いシリコンチューブで行なっている構造になっている。
弾がホップラバーを通過するごとに質量があるアジャスターごと上下に移動してホップを掛けているので発射サイクルが高くなり過ぎるとテンショナーラバーがアジャスターの上下動に追従出来ないのがこのシステムの最大の欠点である。
さらにノズルの気密保持用チャンバーパッキンは真鍮カラーに挟まれる構造になっているので真鍮カラーの全長が長く、ノーマルのホップラバーでBB弾を咥えられないのでBB弾の保持位置が毎回バラバラになってしまう。
これによる弊害は弾の上下方向の弾道バラツキの原因になってしまうだろう。
まずはノーマル形状を読み解いた。
次回に続く。
アジャスター本体がホップラバーをC字の先端で咥えてスチールピンで固定する構造になっており、アジャスターの上下のテンション調整はこれまた細いシリコンチューブで行なっている構造になっている。
弾がホップラバーを通過するごとに質量があるアジャスターごと上下に移動してホップを掛けているので発射サイクルが高くなり過ぎるとテンショナーラバーがアジャスターの上下動に追従出来ないのがこのシステムの最大の欠点である。
さらにノズルの気密保持用チャンバーパッキンは真鍮カラーに挟まれる構造になっているので真鍮カラーの全長が長く、ノーマルのホップラバーでBB弾を咥えられないのでBB弾の保持位置が毎回バラバラになってしまう。
これによる弊害は弾の上下方向の弾道バラツキの原因になってしまうだろう。
まずはノーマル形状を読み解いた。
次回に続く。
2017年06月06日
PTWのホップシステムについて4
今回は純正のシステムを細かく解いていこうと思う。
純正ラバーはは2012年から変化の無いシリコンチューブを使用したものだ。
そして純正ホップアジャスターはアルミか亜鉛合金製の鋳物である。
ラバー自体は年を追うごとに太くなり、柔らかにBB弾と接触出来る様に変更されている。
アジャスター自体は販売当初から全く変わらない。
この両者に問題が山積していると思われる。
まずはホップラバーに関してだがマルイほど柔らかいテンションでBB弾に接触出来ない事。
これ自体が何年経ってもPTWがマルイに敵わない理由である。
純正ラバーはは2012年から変化の無いシリコンチューブを使用したものだ。
そして純正ホップアジャスターはアルミか亜鉛合金製の鋳物である。
ラバー自体は年を追うごとに太くなり、柔らかにBB弾と接触出来る様に変更されている。
アジャスター自体は販売当初から全く変わらない。
この両者に問題が山積していると思われる。
まずはホップラバーに関してだがマルイほど柔らかいテンションでBB弾に接触出来ない事。
これ自体が何年経ってもPTWがマルイに敵わない理由である。
2017年06月01日
PTWのホップシステムについて3
まずはPTWのホップシステムの設計思想から読み解いていかなければならない。
本来PTW自体はエアガンパワー規制前から発売されており元々パワーをある程度出してBB弾を飛ばす思想でホップシステム自体設計されている。
そこからホップラバー単品での変更のみで何とか乗り切って現在まで来ている。
アジャスターの変更はせずにだ。
旧規制時はパワーがあればそれで何とか飛ばせるローラーホップ(太系ニトリル系ラバー)をBB弾が通過する際に引っ掛ければ何とかなるだろ?的な考えであった事はあながち間違いでは無いと思われる。
しかし現在のパワーではそうはいかない。
根本のパワーを出さないのでシリンダーのエアー吐出圧力に即した設計をしなければならない。
その為にシステマはホップラバーの材質変更、寸法変更を行っている。
その現在の形として今のシリコンラバーパッキンが設定されたのだ。
ローラーホップの設計思想自体ホップラバーが剛体であればその通りに作動するかも知れないがラバーが弾性を持っている限り(ゴムだから当たり前だが)装置として機能し難い構造である。
マルイ電動ガンの部品にシステマが新規参入して来た時にマルイスタンダードホップのラバーをシリコンに変えて出していた時があった。
しかし現在ではシリコン製のホップラバーはほぼ見る事は無い。
シリコンという素材自体がホップチャンバーに適していないと思われる。
磨耗に対して耐久性が低いのが原因では無いだろうか?
例えば耐久性が100あるゴムの物が2つあったとする。
一つは通常のNBR(ニトリル系ラバー)で一つがシリコン製ラバーであり、NBRが一年掛けて100ある耐久性が80まで落ちるとして、シリコン製ラバーが10ヶ月で70まで落ちてしまうとしたら貴方はどちらを選ぶだろうか?
私は間違い無くNBR系ラバーを選ぶだろう。
よほどの性能差が無ければメンテナンスの手間も考えてしまうからだ。
使おうと思えば色々と材質は有るのだが今回はNBRで開発を進める。
次回に続く。
本来PTW自体はエアガンパワー規制前から発売されており元々パワーをある程度出してBB弾を飛ばす思想でホップシステム自体設計されている。
そこからホップラバー単品での変更のみで何とか乗り切って現在まで来ている。
アジャスターの変更はせずにだ。
旧規制時はパワーがあればそれで何とか飛ばせるローラーホップ(太系ニトリル系ラバー)をBB弾が通過する際に引っ掛ければ何とかなるだろ?的な考えであった事はあながち間違いでは無いと思われる。
しかし現在のパワーではそうはいかない。
根本のパワーを出さないのでシリンダーのエアー吐出圧力に即した設計をしなければならない。
その為にシステマはホップラバーの材質変更、寸法変更を行っている。
その現在の形として今のシリコンラバーパッキンが設定されたのだ。
ローラーホップの設計思想自体ホップラバーが剛体であればその通りに作動するかも知れないがラバーが弾性を持っている限り(ゴムだから当たり前だが)装置として機能し難い構造である。
マルイ電動ガンの部品にシステマが新規参入して来た時にマルイスタンダードホップのラバーをシリコンに変えて出していた時があった。
しかし現在ではシリコン製のホップラバーはほぼ見る事は無い。
シリコンという素材自体がホップチャンバーに適していないと思われる。
磨耗に対して耐久性が低いのが原因では無いだろうか?
例えば耐久性が100あるゴムの物が2つあったとする。
一つは通常のNBR(ニトリル系ラバー)で一つがシリコン製ラバーであり、NBRが一年掛けて100ある耐久性が80まで落ちるとして、シリコン製ラバーが10ヶ月で70まで落ちてしまうとしたら貴方はどちらを選ぶだろうか?
私は間違い無くNBR系ラバーを選ぶだろう。
よほどの性能差が無ければメンテナンスの手間も考えてしまうからだ。
使おうと思えば色々と材質は有るのだが今回はNBRで開発を進める。
次回に続く。